
AmericanFootball
安全対策
1.重篤事故を予防するための方策
(1)熱中症の予防策
■ 暑熱馴化
夏季練習の前段階から徐々に高い気温の中で動くことに身体を慣れさせていく。夏季練習の初期段階は 上半身のみのスタイルで練習を行い、その後フルスタイルでの練習へと移行させていくというように調整を行う。
*スタイルとは防具をつけている状態
■ 環境暑熱計による練習環境の管理
WBGT(湿球黒球温度)の値が28℃以上の場合は練習開始時間を遅らせて気温の低下を待つ。
*WBGTとは、労働環境において作業者が受ける暑熱環境による熱ストレスの評価を行う簡便な指標であり、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れて、乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使って計算する。WBGT基準値指数に基づく附属書A「WBGT熱ストレス指数の基準値表」に示される基準値で28℃を超える場合は、激しい運動は避けるように定められている
■ 水分補給
夏季の練習は、通常の Squeeze bottle に加え、試合時に使用している大型のポリバケツに氷を入れ、グラウンドに出し、自分の好きなタイミングで水分補給ができるようにしている。 また、毎週各自練習前と練習後に体重測定を行い、体重が大幅に減少している者については、日常生活および練習中の水分補給を積極的に行うように指示している。
■ 合宿期間の体調管理
8月に行う夏季合宿においては、午前・午後の練習の前後に体重、体温、などをトレーナーが全員確認して体調のチェックを行う。
また身体に張りを感じる者などはトレーナーにストレッチ、マッサージを受けチェックし
2)頭部外傷の予防策
■ 首、僧帽筋の強化
コンタクトの際に 頭部が振られるスピードを和らげる為に、頭部の付け根である首、僧帽筋を トレーニングで 強化する。
■ 適正なヒット技術を習得
ヒットの瞬間は、きちんと顔を上げていること(フェイスアップ)、あごをひき、首を肩の中に埋めるような状態をとること(ブルネック)、両手を活用してヘルメットだけのコンタクトにならないようにすることなどをしっかり身につける。
■ 夏季練習時の水分補給
脱水によって脳震盪および頭部外傷が起こりやすくなる可能性があり、生活においても練習中においても水分補給はこまめにするように指導している。
■ 体調管理の徹底
頭痛、発熱、睡 眠不足などについては本人の申告を基本として、トレーナーが体調管理に注意している。
CogSport の導入
重篤な頭部外傷の発生率と脳震盪の発生率には相関関係がある。重篤事故を防ぐには脳震盪に対する的確なマネジメントが欠かせない。脳震盪は脳の認知機能の低下を招き、練習復帰には外見上の回復だけでなく脳認知機能の回復を確認することが必要である。 CogSport では脳震盪から表面上回復したように見える選手を復帰させる際に、ウェブ上で反応速度、反応の正確さ、記憶力などを測るテストを行い、本人の正常時の数値と比較して脳機能が完全に回復しているかどうかを検証するシステムである。このテストによる脳震盪のデータを蓄積し、年間の発生率を指標として減少に努める。
■ 脳震盪から復帰までのプロセス設定とその遵守
脳震盪を発症した場合、
①脳外科で CTスキャン、MRI 検査を含めて受診する。
②自覚症状がなくなった段階で Cogsport のフォローアップテストを行う。
③テストによって正常な状態に回復したことをチームドクターに報告し、復帰の承認を受ける。
④監督が最終的に復帰させるかどうか判断する。
VOYAGERS
VOYAGERSはまだ三部リーグに所属するひとつのアメフトでしかありません。
私たちの目標は二部昇格そのためには一人でも多くの部員・スタッフが必要です
少しでもアメフトに興味がある方はご連絡下さい。

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